308cc 冷却水リザーブタンク
これは、308ccに限らず欧州車のほとんどがこの方式で、プジョーシトロエンでは
同一のタンクを共用しているほど標準仕様です。
しかし、その構造については意外と知られていません。
私もその一人だったので、先月12ヶ月点検の時、エンジンルームを覗いたついでに
調べてみました。水温が下がったのを確認してキャップをはずしてみます。
キャップをはずすため反時計方向に回すと少し重くねっとりとした感触がします。
2回転ほどしたところで急に軽くなり、今度はスルスルと回りキャップがはずれます。
何か不思議な感じですよね。
その正体は、キャップに装着されているOリング(赤矢印部)でした。
キャップを締めていくと、このOリングがタンクの内壁(赤〇部)に接触し、潰されて
キャップとタンクに密着し気密を保つ構造になっているのです。
ねっとりとした感覚ってこれだったのですね、なるほど !
「密閉タンクだからキャップはきちんと締めないと」なんて強く締めすぎるとこうなります。
キャップが止まったところで軽く締めて終わりにしましょう。
因みにオイルエレメントキャップも同じ構造でした。
by regias4 | 2014-11-05 22:24 | 308cc | Comments(2)